食物繊維

人の消化酵素では消化できない成分の総称の事で、主に植物の細胞壁に含まれています。昔は、栄養的な効果には期待できなかった為に、不要なものとして考えられていましたが、研究が行われるようになり、食物繊維の摂取量が少ないと大腸がんのリスクが高くなる等の報告が上がり、注目を集めるようになっています。

近年では、様々な健康や美容に有益な効能が認められ、ビタミンやミネラルに次ぐ第6の栄養素として脚光を集めています。

現代の日本人は、食の欧米化が進んだ事により慢性的に食物繊維が不足傾向にありますので、常に意識して摂取しておきたいところです。

食物繊維の種類と効果

一口に食物繊維といっても、多くの種類があります。

大きく分けると、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維の2つに分類され、それぞれで特徴や効果があります。

不溶性食物繊維

大腸で水分を吸収する事で、便のかさを増やす働きがあります。便のかさが増える事で、腸壁を刺激する事で、ぜん動運動を促し、スムーズに排便する事が出来ます。

よく、食物繊維が便秘に良いとされているのは、この効果からです。

水溶性食物繊維

非常に粘性が高い特徴を持っている事から、食事で摂った食べ物と混ざり合ってゲル状になり、ゆっくりと小腸へ進みます。
消化に時間をかけるため、血糖値の急激な上昇を抑制し、糖尿病を予防する事が出来ます。

又、有害な物質やコレステロールを吸着させて排出させますので、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防する事が出来ます。

食物繊維が豊富な食品

食品100g当りにどの程度食物繊維が含有されているのを下表に示します。

干しひじき 43.3g
干し柿 14.0g
おから 11.5g
納豆 6.7g
ごぼう 5.7g
りんご 1.5g

欠乏症と過剰症

欠乏症

便秘や肌のトラブル、体臭や、肥満や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高める事になります。

過剰症

過剰症に摂りすぎると下痢になったり、ミネラルの吸収を妨げます。通常の食事では過剰症はほとんどありません。

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